捨てるということ。

猫さんを捨てる、もしくは保健所に連れていくと、どんな風になるのか?

安易にその選択をしないで欲しいと願うのはなぜか。

ご説明していきますね。


保健所に持ち込んだら、誰かが貰ってくれるのではないか?という風に思いますよね。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

こちらのサイトを見て頂ければわかりますが

平成30年度で、56404頭の猫さんが保健所に持ち込みされて

譲渡や返還が出来た猫さん(命が助かった)は25634頭 殺処分された猫さんは30757頭。


25634頭も助かっているんだと決して思わないでください。

これらは、保護ボランティアが必死で保健所から救っている結果にすぎません。


そして猫さんがどのように殺処分されるのか?

知らない人は一度この↓のリンクをご覧ください。

動画もありますので、閲覧時は環境に注意ください。

https://www.konekono-heya.com/aibyouka/syobun.html#one


保健所に持ち込めば誰かがなんとかしてくれる。という意識は持たないでください。

ボランティアも圧迫されてこれ以上助ける事は出来ないのが現状です。



では、そのまま外に出した場合はどうなるでしょうか?

もともと、野生の猫は存在しません。

野良猫と呼ばれる猫さん達は、もともと人間が捨てた猫の一部が生き延びて繁殖し増えた存在です。

強い生命力を持って、またたまたま優しい人に出会えた事で命をギリギリつなげる猫さんもいますが

殆どは命を落としてしまいます。

車にはねられて事故死する猫さんは、年間に殺処分される数以上に多いです。

それもご飯も食べられず、水も探せずに飢えて死んでしまったり

病気に感染して亡くなってしまったり、人に虐待されて命を落とす事もあります。


家の中で暮らしてきた猫さんにとって、外で生きていくのは不可能だというのを知って下さい。




本来は、終生飼育が当たり前であり、家族の一員として最後まで一緒に暮らして欲しいと願います。

ですが、どうしようもないケースもあると思います。

その時に、心に蓋をして捨てたり、置き去りにしたり、保健所に持ち込んだりすると

猫さんが可哀想なだけではなく、あなた自身もずっと後悔を抱えます。


終生飼育が出来ないでも、命に責任を持つことはできます。

私がお手伝いしますので、猫さんを苦しめずに、新たな猫生を過ごせるように

一緒に頑張りましょう。

ご質問やお問い合わせはページよりご連絡ください。